第184回研究発表会 (CGVI, CVIM, DCC合同)

第184回研究発表会

情報処理学会コンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究会 (CGVI)では,下記のように第184回研究発表会を開催いたします.コンピュータビジョンとイメージメディア研究会 (CVIM),および、デジタルコンテンツクリエーション研究会 (DCC)との合同開催となります.

2021/10/19 プログラムを更新しました

合同開催

コンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究会 (CGVI)、コンピュータビジョンとイメージメディア研究会 (CVIM)、デジタルコンテンツクリエーション研究会 (DCC)

※この合同研究発表会にご参加の方は,共催イベントである NICOGRAPH 2021 https://www.art-science.org/nicograph/nico2021/ をオンラインにて無料でご聴講いただけます (NICOGRAPH 2021 にて 発表される場合は有料の参加登録が必要です).
NICOGRAPH 2021 への 参加方法は,合同研究発表会の参加登録をされた方に後日メールにてご案内いたします

日時

2021年11月5日(金),6日(土)

会場

オンライン開催

テーマ

保存と復元と表現のCV/CG技術

趣旨

近年の深層学習および機械学習手法に基づくCV/CG技術の発展は,画像認識の精度向上に貢献したのみならず,高精度に現実世界の3次元情報や光学現象の保存および復元を可能としています.例えば,近年活発に研究されている深層ニューラルネットによる陰関数表現では,輝度情報を含む任意の視点からの写実的なシーンの保存および復元を可能としています.こうした技術は物体の形状や構造物などの保存・復元に新たな展開をもたらし,CV/CG研究に大きな影響を与えています.今回の研究会のテーマセッションでは,そうしたコンテンツの保存や復元のためのCV/CG/DCC研究に注目し,「保存と復元と表現のCV/CG技術」というテーマで研究発表を募集します.なお,テーマセッションの研究発表は機械学習に限定されるわけではなく,CV/CG/コンテンツ技術に関する研究を幅広く募集いたします.また,これらのテーマに限らず,一般セッションの発表も受け付けております.

CV/CG分野から,テーマに沿った2件の特別講演も予定しております.

東京工業大学 / DENSO IT LAB
川上 玲 氏
講演タイトル:OUR Shurijo みんなの首里城デジタル復元プロジェクトーボランティアプロジェクトのすゝめ 

凸版印刷株式会社
木下 悠 氏
講演タイトル:デジタルアーカイブと復元の現場における試み


プログラム

全体構成

11月05日(金)
9:00 – 11:30 セッション1A (DCC)
9:00 – 11:30 セッション1B (CGVI)
13:00 – 14:00 特別講演1
14:10 – 17:10 セッション2A (CVIM)
14:10 – 16:40 セッション2B (CGVI+DCC)
17:20 – 17:50 ポスターセッション
18:00 – 20:00 懇親会

11月06日(土)
9:00 – 10:30 セッション3A (CGVI)
9:00 – 10:00 セッション3B
10:30 – 11:30 特別講演2
12:30 – 14:00 CVIMチュートリアル
14:00 – 14:15 CVIM研究会奨励賞/NICOGRAPHアナウンス

※セッション1Aと1B,2Aと2B,3Aと3B はそれぞれパラレルセッションです.

プログラム

11月05日(金)

セッション1A (DCC) (09:00 – 11:30)

(1) 09:00-09:30 [DCC] カタンの開拓者たちにおけるAI生成のための 対戦人数を考慮した実験手法の提案
荒木 開人
(2) 09:30-10:00 [DCC] 山道自動運転に対応する走行レーン認識AIシステム
武田 龍斗, 竹内 浩太, 郭 清蓮 (金沢工大)
(3) 10:00-10:30 [DCC] ニューラルネットワークを用いた山道認知システム
竹内 浩太, 武田 龍斗, 郭 清蓮 (金沢工大)
(4) 10:30-11:00 [DCC] 体感型VRエンターテインメントにおいて盾型デバイスがゲーム体験に与える影響
平井 颯, 井上 亮文 (東京工科大)
(5) 11:00-11:30 [DCC] 仮想空間におけるオノマトペの動的・立体的な可視化
天野 憲樹 (武庫川女子大), 木村 有里 (スタイル・フリー)

■セッション1B (CGVI) (09:00 – 11:30)

(6) 09:00-09:30 [CGVI] 深度カメラによる立体形状追跡を用いたAR化石発掘アプリケーション
玉木 和鷹, 高井 昌彰, 飯田 勝吉, 高井 那美 (北大)
(7) 09:30-10:00 [CGVI] SV-BRDFを用いた透明物体表面上の傷のレンダリング
藤 真太郎, 佐藤 周平 (富山大), 岩崎 慶 (和歌山大)
(8) 10:00-10:30 [CGVI] SPH法を用いた流体シミュレーションによる仮想液体ARシステムの開発
漆原 航平, 高井 昌彰, 飯田 勝吉 (北大), 高井 那美 (北海道情報大)
(9) 10:30-11:00 [CGVI] 地形の変形に伴う水シミュレーションの変形に関する考察
大場 誉幸 (北大), 佐藤 周平 (富山大), 土橋 宜典 (北大)
(10) 11:00-11:30 [CGVI] 参照画像を用いた霧パラメータの推定に関する一検討
新重 俊樹 (北大), 土橋 宜典 (北大)

—— 昼食 ( 90分 ) ——

■特別講演1 (13:00 – 14:00)

(11) 13:00-14:00 [CVIM] OUR Shurijo みんなの首里城デジタル復元プロジェクトーボランティアプロジェクトのすゝめ 川上 玲 (東京工大 / デンソーアイティーラボラトリ

—— 休憩 ( 10分 ) ——

■セッション2A (CVIM) (14:10 – 17:10)

(12) 14:10-14:40 [CVIM] 物理ベースオートエンコーダを用いた分光画像からの塗布顔料の厚みと混合比率推定
蔀 竜太, 藤村 友貴, 舩冨 卓哉, 向川 康博 (奈良先端大), 森本 哲郎, 大石 岳史 (東大), 高松 淳, 池内 克史 (Microsoft)
(13) 14:40-15:10 [CVIM] 線画を利用したイラスト顔ランドマークの改良
金森 由博, 銭 庭涵, 遠藤 結城 (筑波大学)
(14) 15:10-15:40 [CVIM] 古墳顔料解析のためのKubelka-Munkモデルの妥当性
青山 尚正, 知念 響紀, 舩冨 卓哉, 向川 康博 (奈良先端大), 森本 哲郎, 大石 岳史 (東大), 高松 淳, 池内 克史 (Microsoft)
(15) 15:40-16:10 [CVIM] 視覚による把持位置推定と力覚による多指ハンドの頑健な把持方策獲得
齊藤 大智 (東京工大), 笹渕 一宏, 和家 尚希, 高松 淳 (Microsoft), 小池 英樹 (東京工大), 池内 克史 (Microsoft)
(16) 16:10-16:40 [CVIM] 画素対応を用いた自動着色 沖川 翔太, 森島 繁生 (早稲田大)
(17) 16:40-17:10 [CVIM] スポーツ映像における視線集中を利用したボール検出
中谷 千洋 (豊田工大), 川嶋 宏彰 (兵庫県立大学), 浮田 宗伯 (豊田工大)

■セッション2B (CGVI+DCC) (14:10 – 16:40)

(18) 14:10-14:40 [CGVI] 運転中の危険予測器とその学習のためのCGデータセット
松本 健吾, 渡邉 祐大, 岡部 誠 (静岡大学)
(19) 14:40-15:10 [DCC] 立体的映像を用いたオンライン参加型プロジェクションマッピングの開発
安 素羅, 水野 慎士 (愛知工大), 舟橋 健司 (名古屋工大)
(20) 15:10-15:40 [CGVI] 詳細とスタイルを制御可能にしたスケッチからの顔画像生成手法
吉川 天斗, 遠藤 結城, 金森 由博, 三谷 純 (筑波大)
(21) 15:40-16:10 [CGVI] 幾何変換のスパース回帰による変形場の表現
舩冨 卓哉 (奈良先端大), 山田 重人 (京大), 藤村 友貴, 櫛田 貴弘, 向川 康博 (奈良先端大)
(22) 16:10-16:40 [CGVI] ラフスケッチによる2段階モーション編集技術
彭 以深 (北陸先端大), 趙 春琪 (東大), 黄 正宇 (北陸先端大), 福里 司 (東大), 謝 浩然, 宮田 一乘 (北陸先端大)

■ポスターセッション (17:20 – 17:50)

発表番号(12)-(22)

■懇親会 (18:00 – 20:00)

11月06日(土)

■セッション3A (CGVI) (09:00 – 10:30)

(23) 9:00-09:30 [CGVI] インタラクティブなパレットベースの色変換のための最適化手法
水嶋 楓華, 佐藤 周平 (富山大), 櫻井 快勢 (ドワンゴ), 土橋 宜典 (北大), 高 尚策, 唐 政 (富山大)
(24) 9:30-10:00 [CGVI] 物理シミュレーションにおける速度の履歴を用いた液体の音データの検索手法
齊藤 彪雅 (富山大), 佐藤 周平 (富山大), 土橋 宜典 (北大)
(25) 10:00-10:30 [CGVI] コンカレント・プログラミングでのアルゴリズムの可視化のためのグラフ・レイアウトの評価基準
佐藤 信 (岩手大)

■セッション3B (09:00 – 10:00)

(26) 9:00-09:30 [CGVI] ライフスキル教育を目的とした靴の姿勢判定及びARを用いた情報提示の検討
廣川 七海 (富山大), 佐藤 周平 (富山大)
(27) 9:30-10:00 [DCC] 平面充填に基づく迷路自動生成アルゴリズム
郭 清蓮, 茶谷 卓実 (金沢工大)

■特別講演2 (10:30 – 11:30)

(28) 10:30-11:30 [CGVI] デジタルアーカイブと復元の現場における試み
木下 悠 (凸版印刷)

—— 昼休み ( 60分 ) ——

■CVIMチュートリアル (12:30 – 14:00)

(29) 12:30-14:00 [CVIM] Visual SLAM入門 ~発展の歴史と基礎の習得~
櫻田 健 (産総研)

■CVIM研究会奨励賞/NICOGRAPHアナウンス (14:00 – 14:15)
■NICOGRAPH 開会 (14:30 – )


論文募集

発表申込締切

2021年9月30日(木)

原稿送付締切

2021年10月14日(木)

発表申し込み要領

下記URLの発表申し込みから「第184回コンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究発表会」を選択してお申込みください.
発表申込時には,著者情報・発表タイトル・概要のみ必要です.

発表申込URL

申し込み時の連絡事項に,以下を記載下さい.

論文種別 (いずれか一つを残して下さい.ポスター発表につきましては,本ページ末尾のポスター発表とCVIM研究会奨励賞についてをご参照下さい.)
「テーマ」(口頭発表+ポスター発表)
「テーマ」(口頭発表のみ)
「一般」(口頭発表+ポスター発表)
「一般」(口頭発表のみ)
「ポスター」(スポットライト口頭発表+ポスター発表)

発表者の種別(いずれか一つを残してください)
「学生」※学生発表賞の対象となります
「それ以外」

発表申込後,原稿送付締切までに最終原稿のご投稿をお願いいたします.
投稿システムへの論文提出が遅れると,発表キャンセルとなりますのでご注意下さい.
原稿の作成は下記リンクを参照してください.(LaTeX・Wordテンプレートもこちらより取得できます)

原稿作成について

■ 注意事項
  • 発表申込後,「発表申込完了のお知らせ」に関するメールが自動発信されます.
  • 発表申込締切後の数日以内に,「講演申込受理のお知らせ」に関するメールが発信されます.講演原稿の締め切り・要項・提出方法等に関する情報が記載されておりますので,記載された方法に従って原稿を提出下さい.
  • 万が一,「講演申込受理のお知らせ」のメールが届かない場合には,申込・照会先にご連絡下さい.なお,原稿締め切り,要領についてのお問い合わせは,学会研究会係にお願いします.(担当:研究会係 sig[AT]ipsj.or.jp)※[AT]は@に直してください.

1ページからご投稿いただけます.なお,研究会推薦論文は6ページ以上の論文が対象となります.
多様なご発表の性質上,この頁数に収まらない物も受け付けます.

発表時間

講演時間は1件につき20分から25分程度(質疑応答を含む)を予定していますが,
申し込み状況によって変動する可能性があります.
オンライン開催に関してこちらのURLをご参照ください:https://cgvi.jp/info/manual-online/

費用(参加費)

登録会員でない方は,学会所定の参加費が必要です.
(※非会員の学生の方の参加費は2,500円です)
参加費・参加方法の詳細については以下をご参照ください.
https://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/sanka.html

情報処理学会主催のイベントにおける新型コロナウイルス感染症への対策について

https://www.ipsj.or.jp/topics/coronavirus.html

担当幹事

金森 由博 (筑波大学) kanamori[at]cs.tsukuba.ac.jp

担当委員 (お問い合わせ先)

鶴田 直也(東洋大学)tsuruta[at]iniad.org
上瀧 剛(熊本大学)koutaki[at]cs.kumamoto-u.ac.jp

ポスター発表とCVIM研究会奨励賞について

CVIM研究会では,より議論を深める場としてポスターセッション(二日目の最終セッションで実施)を設けております.ポスターにつきましてはきれいに整ったものを作成して頂く必要はなく,議論のための資料と位置づけて頂ければ結構ですので,自由な形式で作成下さい.例えば,口頭発表のスライドを印刷したものでも結構です.皆様からの多数のポスター発表によって,ポスターセッションがより一層盛り上がればと思いますので,是非とも,口頭発表 + ポスター発表の申込を御検討下さい.

なお,口頭発表を行い,かつ,ポスター形式での発表を行ったものを対象として,これらの研究発表の中から優秀と認められるものを選んで,対象分野における学術研究及び技術開発を推奨し,その発展を図ることを目的とするCVIM研究会奨励賞を創設しました.各回の研究会において,原則,1件を選定しますので,ポスター発表への積極的なお申込みをお待ちしております.

第184回研究発表会 (CGVI, CVIM, DCC合同)