山下記念研究賞選考内規

山下記念研究賞 候補選定内規

2001 年 3 月 原案作成
2005 年 4 月 11 日 制定
2008 年 4 月 21 日 改訂
2012 年 4月 1 日 改訂
2016 年 6月 1 日 研究会名称変更に伴う改定

コンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究会

1. 趣旨

本内規では,情報処理学会コンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究会(以下,本研究会)が推薦する山下記念研究賞の候補の選定方法を定める.

2. 選考対象

山下記念研究賞の候補者は,当該年度内に開催された研究発表会等におけるコンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究会優秀研究発表賞(以下,優秀研究発表賞)の受賞者のなかから選定する.ただし,情報処理学会の規定により対象外となるもの,および他研究会および学会等と共催する場合において,他研究会および学会等に申し込みされた研究発表も対象外とする.

3. 選考方法

3.1 候補者選出の概要

山下記念研究賞の候補者の選出は,本研究会からの候補者が2名の場合には原則として,Visual Computing/グラフィクスとCAD合同シンポジウム(以下,VC/GCADシンポジウム)の優秀研究発表賞受賞者から1名,VC/GCADシンポジウムを除く研究発表会における優秀研究発表賞受賞者から1名を選出する.ただし,VC/GCADシンポジウムから3.2節の手法で候補者1名が選出されなかった場合は,2名の候補者を同時に投票によって選出する.

3.2 VC/GCADシンポジウムからの候補者の選出

Visual Computing/グラフィクスとCAD合同シンポジウム(以下,VC/GCADシンポジウム) の研究発表において,優秀研究発表賞の得点の1位の研究発表を山下記念研究賞の候補とする.ただし,1位の研究発表の候補者が,山下記念研究賞の既受賞者である場合には,2位の研究発表を研究賞の候補とする.

3.3 投票による選考対象となる研究発表

3.2 の手続きによって,VC/GCADシンポジウムから1名の候補者が選出された場合は,VC/GCADシンポジウムを除く優秀研究発表賞の研究発表を対象とし,選考委員による投票により1名の候補者を選出する.3.2節の手続きによってVC/GCADシンポジウムから候補者が選出されなかった場合は,VC/GCADシンポジウムにおける優秀研究発表賞の3位の得点の研究発表を選考の対象に加えて(ただし,3位と4位の得点が近い場合には,運営委員会の承認を得て,4位の発表も選考の対象に加える場合もある),2名の候補者を選出する.選考の対象となった研究発表に関して,選考時点での本研究会委員(主査,幹事,運営委員を含む)による投票によって順位を決定する.

4. 投票による選出

4.1 投票数

各委員は,持ち点10点を超えない範囲で,優れた研究発表に対して点数(4, 3, 2, または 1点のいずれかの点)をつけて投票する.

4.2 著者の投票

委員が選考対象となる研究論文の登壇者もしくは共著者である場合の扱いは,以下のとおりとする.

1. 登壇者である場合は,本人以外が発表した論文に投票することとする.ただし,棄権は妨げない.

2. 共著者である場合は,投票に制限は加えない.ただし,できる限り客観的な評価を心がけねばならない.

4.3 決定方法

原則として,合計点数の上位から,投票によって選出する候補者数の3倍を上限として,点数の近い研究発表を選定し、それらに対する補足的な情報(投票者の研究内容に対する熟知の度合い, 研究分野が近い委員のコメント,および論文や国際会議の採択状況等)を開示する. 一定期間後に,本研究会委員による決選投票によって,合計点数の上位から情報処理学会で規定された数までを,候補として決定する.

補足:

・情報処理学会の規定により,山下記念研究賞の候補の対象から外れる者は,2012年 3月現在において,過去に本研究会から山下記念研究賞を受賞した候補者,および(研究 発表会が中止になったなどの理由により)研究発表が年度を超えて以降の研究会に振替えられ優秀研究発表賞となった研究発表の候補者である.

情報処理学会山下記念研究賞候補者選考手続き

山下記念研究賞選考内規