山下記念研究賞の決定プロセス

Ver 1.01: 吉田典正 (日本大学) (2015年3月)

山下記念研究賞を決定するための担当幹事のためのマニュアル。ここに掲載れている情報は2015年3月現在のものであり,GCAD研究会の内規に基づく。

      1. 山下記念研究賞の決定プロセスは,情報処理学会の規定 http://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/manual/yamashita-kitei.htmlおよびGCAD研究会の内規 http://ipsj-gcad.sakura.ne.jp/index.php?YamashitaRule に基づく。
      2. 情報処理学会の規定により,選考対象となる発表論文が76編以上あるかを確認する。76編以上ある場合は2編を,75編以下の場合は1編を山下記念研究賞の候補として推薦することになる。CGVI研究会の内規は,76編以上を前提としている。
      3. CGVI研究会の内規に基づき,VC/GCADシンポジウムの優秀研究発表賞の得点の上位1位(1位の研究発表が既受賞などにより対象とならない場合は上位2位)の研究発表が山下記念研究賞の候補となる場合,その研究発表を山下記念研究賞の候補とする。もう1件の山下記念研究賞の候補は,通常の研究会の優秀研究発表賞の研究発表を対象として投票によって決定する。ただし,優秀研究発表賞であっても,他学会や他研究会(現時点ではCVIM研究会やCG-ARTSが該当)に申込をされたものは除く。
      4. VC/GCADシンポジウムの優秀研究発表賞の得点の上位1位2位ともに山下記念研究賞の対象とならない場合は,VC/GCADシンポジウムの優秀研究発表賞の上位3位(点数が近い場合には運営委員の承認によって4位の発表も含める)および通常のCGVI研究会の優秀研究発表賞の研究発表(ただし,他学会や他研究会に申込をされたものを除く)を対象として投票によって,2件の研究発表を選出とする。
      5. 上記3,4のいずれかの決定方法になるのか,およびどの研究発表が投票の対象になるのかを,まず幹事宛のmailに送り確認後,運営委員宛のmailに送り承認を得る。
      6. 各委員は,持ち点10点を越えない範囲で各発表に4点以内の点数をつけ,1次投票を行う。投票先は,間違い防止のため,担当幹事に加えてもう一人の幹事も加える。
      7. 点数を集計し,1件を選出する場合は上位3件以内の候補を,2件を選出する場合には上位6位以内の候補を運営委員会の承認を得て選出する。選出された研究発表に対して,補足情報(研究分野が近い専門家からのコメント(この際,匿名性を保つようにし,各発表ごとに2件程度の意見を集める),対象となった発表者から対象となった研究の進捗状況や国際会議などでの研究発表の状況)を取得し,これらの情報を運営委員に開示し,決戦投票を行う。
      8. 各委員は,持ち点10点を越えない範囲で各発表に4点以内の点数をつけ,決戦投票を行う。投票先は,間違い防止のため,担当幹事に加えてもう一人の幹事も加える。
      9. 合計点数の上位から規定された数までを,山下記念研究賞の候補として決定する。
      10. 学会から送られてきた推薦書に推薦理由を担当幹事が記入する。候補者に推薦賞を送り,内容の記入・確認をしてもらい,学会に提出する。
山下記念研究賞の決定プロセス